1. 2012/2/2


       「吉松さんとシベリウス」の話


    明日は関西フィルの定期。シベリウスの7番は僕の最も愛する交響曲の一つで、それは自然への賛歌だ。
    3回現れるトロンボーンのソロは大自然の神の姿だと思ってる…。神聖な賛美歌、荒れ狂う嵐、春の訪れ、そして生きることの喜び…!


    吉松さんの「朱鷺によせる哀歌」はデビュー当時イギリスでCD録音したし、ヨーロッパでよく取り上げたけど、今回久しぶりに指揮する。吉松さんにとってシベリウスは神様で、この「朱鷺によせる哀歌」からもシベリウスへの想いが美しい和音を通じて伝わる瞬間がある…。


    吉松さんの出世作で、作曲家になりたくてなりたくてしょうがなかった強烈な想いの込められた美しくも厳しい音楽。この作品をよく取り上げたデビュー当時の指揮者になりたくてなりたくてしょうがなかった自分を想いだす…。


    前半のブラームスのソロの小山実稚恵さんの品格の高い音楽も素晴らしいです。ブラームスっていいなぁ…。


    明日の定期お楽しみに!


       藤岡 幸夫